コラム・エッセイ
中心市街地活性化
翠流▼第2期周南市中心市街地活性化基本計画の内容が固まった。今年度中に内閣総理大臣の認定を受けて4月から5年間の計画がスタートする。徳山駅前図書館などを建設した1期計画と違い、民間の駅前再開発事業はあるが、周南市主導の大型建設事業はない。
▼計画には93の事業が並ぶが、すでに開催中のイベントや動物園リニューアルなど進行中の事業が大半という印象を受ける。ただ、今後、具体化すれば新たな事業も入れていくという。市役所の改築に伴って撤去された市民館に代わる中ホールやイベント会場の建設、中央図書館の駐車場整備など積み残されている事業は少なくない。「児玉源太郎メモリアル事業」もある。これから5年間、どこまでふくらんでいくのか、楽しみでもある。
▼5年後には安倍首相だけでなく、現在の各国のリーダーの大半が入れ替わっている。ITなどの技術も進化し、普及する。ビジネスのやり方も大きく変わっていることだろう。高齢化の進展のように予想できることもあれば、国際情勢の変化や災害、今回の新型コロナウイルスのように予測困難な不安要素もある。
▼今回の計画について言えば、気がかりなのが市民の関心が今一つであること。実現のチャンスなのに中ホール建設を熱心に要望した市民はどうしているのだろうか。まちづくりの主役は市民。計画を策定するのは市だが、今回のようにソフト事業中心であれば事業主体、担い手にもなる。積極的な広報・市民参画を望みたい。(延安)
