コラム・エッセイ
トップランナーへ
翠流▼4月は人事異動の時期。周南市の徳山駅前図書館、蔦屋書店などの徳山駅前賑わい交流施設を指定管理者として運営しているカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)も異動があり、2年前の開館時から桜沢圭一館長を支えてきた副館長や広報担当者ら4人が周南市を離れることになった。それぞれ佐賀県武雄市や神奈川県海老名市の図書館など新たなステージへ飛び立っていくそうだ。
▼2年前の2月、反対や運営方法に疑問の声もある中でオープンした徳山駅前図書館。無休で午後10時まで営業し、地元の人とネットワークを築いて周南きさらぎ文化祭も開いた。入館者も1年で200万人、今年2月に400万人と目標を大きく超えた。
▼中心市街地の活性化はまだ道半ばではあるが、徳山駅前再開発がスタートし、第2期市中心市街地活性化計画も3月に国の認定を受けることができた。
▼「前例」のない未知の領域。そのうえ、リーマンショック以上という新型コロナウイルスの感染拡大の影響という逆風も吹く。
▼しかし「失敗」とは危機に対して何もしないこと。周南市は中心市街地の衰退に対し、すでに第1期の中心市街地活性化計画のほとんどの事業を実現し、今は2期目に進もうとしている。見方によればもう失敗はない。あとはどこまで進むことができるか。その時、周南での成功体験がCCCの異動によって全国に拡散するとすれば、追い風になる。この機に中心市街地活性化のトップランナーを目指したい。(延安)
