コラム・エッセイ
子どもたちの作文
翠流▼平和の島スピーチコンテスト、「小さな親切」作文コンクール、人権や税についての作文、小学生の「家族のきずな」エッセイなど子どもたちの作文の表彰式を取材する機会が続いた。
▼入賞作はどれも素晴らしいものばかり。インターネットなどで調べ、周囲の人に「取材」し、自身の体験をもとに何が問題なのか、どうすれば社会を変えていけるのか、自分はそのために何をすべきかがまとめられている。
▼周南市の「共に支え合うまちづくり活動発表会」では、県が募集した「健康福祉月間」の作文で最優秀賞に選ばれた周陽中1年、磯本千夏さんが「わたしが考える『みんなで取り組む福祉のまちづくり』」と題した受賞作を発表した。
▼「私の祖父は熊毛という田舎で一人で暮らしています」という文章で始まり、車がなければ買い物にも、病院に通うのにも不便な地域の実情を述べ、最後はSNSなどのネットワークを使い、ボランティアがお年寄りの生活を支援する仕組みを提案。「近い未来にこのようなネットワークを使ってみんなで取り組む福祉のまちづくりができれば」と結ばれている。
▼受賞した子どもたちが大人になるころ、人がより豊かに生き生きと暮らし続けることができる社会へと進化しているに違いないと思えてくる。明るい未来を感じさせてくれるこれらの作文。分野を超えた合同作文集を作るなど、もっと多くの人が読めるようにはできないだろうか。(延安)
