コラム・エッセイ
それでも桜は咲く
翠流▼新型コロナウイルス感染症の拡大が始まってからキャンプが人気を集めているという。感染しないための対策は手洗い、咳エチケットと人ごみを避けること。広々とした場所でのキャンプであれば人と接触する機会は少なく、安全に楽しめるというわけだ。
▼災害にも例えられる今回の感染症拡大だが自分の身を守ること以外にできることは少ない。都会の、特にすでに感染者が出た地域の高齢者であれば自宅にこもっていることが最大の拡大防止策にもなろうが、一斉休校が始まった子どもたちではそうもいかない。
▼ただ、どこへ行っても人ごみがあり、行き場が限られる都会に比べれば山口県など田舎は自宅の周囲にも自然がいっぱい。公園もたくさんある。
▼感染防止ができても感染症以外の病気になってしまってはいけない。高齢者以外では重症になる感染者の割合は高くない。体と心の健康を保つことが予防対策にもなる。
▼休校中、家族で過ごす時間は増える。公園や海、山に出かけてもいいし、自宅や飲食店で、家族や親しい友人などと食事を楽しんでもいい。地元では収穫されたおいしい肉や魚、野菜の料理を楽しめる店も増えている。
▼イベントが中止になっても梅に続いて間もなく桜も咲く。屋外に出るのに最適な季節はもうすぐ。大人数でというわけにはいかないが、こんな時だからこそ、おいしいものをたくさん食べ、語らい、体を動かし、そのあとはしっかり休養して病気への抵抗力をつけることも大切だ。(延安)
