コラム・エッセイ
ワクチン接種予約
翠流▼新型コロナウイルスのワクチン接種予約の受け付けで、全国的に電話予約は電話がつながらず、自治体によってはインターネットによる受け付けもトラブルが発生した。
▼その中「高齢者はネットによる予約が難しいのでは」と言われていたが、ふたを開けるとインターネット枠はすぐに埋まった。自分で操作できない人も家族や知人に手伝ってもらい、ネットで予約したためだ。知り合いに頼まれ、何人分もの予約をした人もいたという。薄れがちなきずなを取り戻せた人もいたかもしれない。
▼電話でもネットでも予約できず、市役所などを訪れた人も多かった。あらかじめ、予約を支援するコーナーを用意した市もあったが、周南市は「密」を避けるため、あえてコーナーは設けず、職員がロビーで待機していてベンチなどでスマートフォンの操作方法をアドバイスしたり、「接種日おまかせ予約」が始まってからは申し込み書の記入へ誘導している。
▼ベンチで隣に座ったり、ベンチに座った市民の前でひざをおって応対する姿も見られ、高齢者と子どもや孫の世代の職員が話し込む状態が続いた。
▼全国民にワクチンを接種する空前の事業。臨機応変も求められ、4月26日から受け付けを始めた周南市は5月7日から「紙」による「接種日おまかせ予約」も始めた。明日(26日)正午からの電話、ネットの受け付けは1万5千人が予約できる。目標は明確。早期の接種で一人々々を守ると同時に集団免疫ができるまで接種率を上げること。急速に接種が進むと信じている。(延安)
