コラム・エッセイ
「ゆる旅のススメ」
翠流▼人口定住、交流人口から最近は関係人口という言葉も聞くようになった。観光以外の目的でその地域を定期的に訪れるなどその地域や地域の人々に関心を持つ人のこと。関係人口を増やすことが市町村や県の課題となっているが、その第一歩はその地域に住む市民が地域に自信と誇りを持てるようにすることだ。
▼周南市の観光パンフレット「ゆる旅のススメ」が新しくなった。マイナーチェンジで変更されたのは内容の一部だが周南市の「自信と誇り」を感じさせている。
▼変わったことの一つが写真を一新したこと。周南工場夜景の写真が新しくなり、昨年オープンした徳山駅前図書館の写真も夜景だったが昼間の写真になった。
▼記述では徳山に多い「東京地名」について、新宿、原宿、代々木通など大半が徳山起源であることを明示している。地図のイラストも周南市役所の形が新庁舎に合わせたものになった。「土産図鑑」には最近、開発された「島麦酒SUDAIDAI」。お菓子では「工場夜景クッキー」「周南そだち」が加わった。
▼このパンフレットは1万5千部を印刷して市内で開かれる大会の参加者などにも配られる。「ゆる旅」は「気ままにブラつくひまつぶしの旅」。観光地を駆け足で巡る旅とは対極の地元に溶け込み、市民の一人となって過ごす旅。ふらっと立ち寄れる温泉、1人でも入れる居酒屋や昔ながらの喫茶店や食堂、ラーメン店、それに図書館や公園。そんな資源ならこのまちにはたくさんあるような気がする。(延安)
