コラム・エッセイ
周南駅伝
翠流▼中国山口駅伝が中止になった。毎年1月に開かれてきた宇部市をスタート、周南市をゴールにする駅伝。全国大会で活躍している実業団チームが出場する一般や高校の部で地元勢が全国の強豪と競いあうことに加え、広島、山口県の郡市対抗の部も魅力だった。今年の大会では郡市の部で周南市が2位に入り、下松市、光市も力走。一般では光市の武田薬品が5位に入った。
▼安全が確保できないとあれば中止もやむを得ないが、駅伝シーズンの大きな楽しみがなくなると同時に、長期的には陸上競技の選手育成にも影響するかもしれない。
▼その事態を防ぐためにも周南市が中心となって新たに「周南駅伝」を創設できないものだろうか。下松市や光市では今も市をあげて駅伝大会が開かれている。旧徳山市のころには須金から住吉中まで市域を横断する駅伝大会があったが、最近の周南市駅伝は周南緑地公園内にコースが限定され、一般道を走る大規模な駅伝はなくなった。
▼そして今回の中国山口駅伝の中止。周南市も合併から15年たった。これを機会に周南市が中心になって一般道を走り、沿道から応援できる駅伝を再開できないだろうか。
▼コースは八代から須金や須々万、長穂、鹿野、和田など北部に設定することもできるし、光市から新南陽までの沿岸部も考えられる。夢のような話だが、これに近隣の市のチームを招待することから始めていずれ全国の強豪チームも出場するようにして周南市の知名度アップにもつなげられないだろうか。(延安)
