コラム・エッセイ
ゆめ風車通り第3章
翠流▼周南市の新南陽地区のゆめ風車通りの愛称もある県道を人が集まる通りにしようという「街カフェ通りプロジェクト」がスタートした。ポケットパークや広々とした歩道を実現させた県道の拡幅が第1章、国の登録有形文化財でもある旧日下医院の複合店舗化が第2章とすれば、今回がこの通りの物語の第3章。
▼ゆめ風車のある永源山公園と新南陽駅を結ぶ新南陽地区のメーンストリート。旧鹿野街道でもある古くからの幹線道路だが、第一章ではポケットパークのさくら坂公園、御殿地公園、いなり下公園、水分け公園が登場した。
▼第2章の旧日下医院は1928年(昭和3年)の建設。世界大恐慌直前の大正ロマンがまだ色濃く残る時代。建物の外観、内装からも当時の雰囲気が伝わってくるが、雑貨店などの複合店舗となって人気を集めている。
▼そして今回の第3章。まずはベンチの設置を目指すそうだが、道沿いには今も商店や飲食店が並び、酒蔵もある。新南陽駅の整備も始まる。物語はさまざまな人を巻き込んで第1章、2章以上にふくらみそうだ。
▼毎年5月3日に開かれているまんどころ来てみん祭も今年で18回目になった。近くの新南陽高や南陽工高の生徒もたくさん参加し、若者から高齢者まで一緒になって祭りを盛り上げる仕組みが定着している。これからも物語の中で重要な役割を果たすことだろう。
▼数年後、今もあちこちに点在している魅力的なスペースがこのプロジェクトで結ばれ、第4章につながってほしい。(延安)
