コラム・エッセイ
「無になるお店」
翠流▼周南市の徳山大学のポプラ祭、徳山高専の高専祭、徳山商店街で開かれた音楽イベント、しゅうニャンフェスタに行ってみた。バンド演奏や模擬店に加え、高専祭では学んでいる機械電気、情報電子、土木工学の技術を集めて作ったメーン企画がたくさんの人を楽しませていた。
▼ポプラ祭では307点もの応募があった高校生ビジネスプランコンテストも開かれた。216点は「どのようなお店を開きたいですか」部門で、A4の紙1枚に店の内容や考案した背景、経営方法などをまとめていた。
▼入賞した中には空き家を使った民宿やコミュニティー施設、夜景の見えるカフェ、地産地消バイキングの店、移動式総菜屋などすぐにでも実現してほしいプランも多かった。
▼柔軟な発想から出てきたユニークなプランもあった。奨励賞を受賞した「無になるお店」は、仕事や家事などで疲れた時、誰でもボーッとすることができる店。簡単な家事や買い物を店のスタッフに頼むこともできるという。
▼「銭湯時代〜徳山商店街で湯ったりのんびり」はくつろぎと憩いの場になる「銭湯」を開設し、外国人にも利用してもらって日本の文化を広げようというアイデア。費用はクラウドファンディングで集める。このほかお年寄りが活躍できるカフェやレストランもあった。
▼しゅうニャンフェスタは若者たちが中心になって今回、初めて開催されたイベント。高校生や高専、大学生たちが近い将来、その仲間に加わることでもっと楽しく、豊かな地域になるのではないかと感じている。
(延安)
