コラム・エッセイ
世界の恒久平和へ
翠流▼第4回平和の島スピーチコンテストが10日、周南市のホテル・サンルート徳山で開かれ、選考を経た中、高校生8人が世界の恒久平和への思いを述べた。人間魚雷「回天」による戦没者の追悼式の前日で、最優秀の生徒は追悼式でも受賞作を発表したが、全員の内容の素晴らしさに感動させられた。
▼原爆投下の展示がある広島平和記念資料館や大津島の回天記念館を訪れる平和学習などをきっかけに、周囲の人に戦争体験を聞いたり、戦争とはどんなものかを調べ、最後は平和のために自分は何ができるのか、考えたことを述べた参加者が多かった。
▼第2次世界大戦後の70年間、国連加盟国のうち戦争をしていない国を調べると、日本とアイスランド、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、スイス、ブータンの8カ国だけだったことを知った中学生は「戦争を世界からなくすことができるのは、唯一、被爆している日本であり、私たちだと思います」と決意を明らかにした。
▼「世界はほほ笑みから始まります」から始めて「まず、周りの人を笑顔にしたいと思います。それが波紋のように広がり、世界中が笑顔でいっぱいになることを願って」と発表した中学生もいた。
▼ビルマのインパールで戦死した曾祖父のことを語った生徒は「伝えることをあきらめない、そして生かされている、ということを忘れないで生きていきたい」と結んだ。多くの人に伝えたいと思う発表ばかりだった。
(延安)
