コラム・エッセイ
大島大橋損傷
翠流▼周防大島は周南地域にも出身者が多く、身近な観光地でもあり、親しみを感じている人も多いのではないだろうか。22日、大島大橋が損傷する事故が発生、一時は橋が通行できなくなり、事故から1週間になる現在も大幅な規制が続いている。そのため、船舶による人員や物資輸送も続いている。
▼給水がストップしたことは深刻で給水車の派遣と飲料水運搬船による給水、井戸水の利用、大畠の消火栓から送水ホースをつなげて島へ給水する方策もとられている。しかし、県の発表では直径75ミリの仮設管は11月上旬に送水開始を目指すとし、直径300ミリの仮設管は早期工事着工に向け、県と柳井地域広域水道企業団で協議中という。
▼教育関係の影響も大きく、大島商船高専は11月5日まで休校。周防大島高の安下庄校舎は31日まで午前中授業。11月1日からは町外へ通学する県立学校生を対象にした通学バスを運行する方向で調整中という。
▼医療では島内の透析患者への対応では27日時点で影響が出ていないが、万が一に備え、柳井、岩国、光市の医療機関への搬送、受け入れ体制を確認。医療機関に入院している患者の病状急変時の搬送も準備している。
▼豪雨などの災害と違い、どこに影響が出ているのか、必要な支援は何なのか、わかりにくく、歯がゆさを感じると同時に、離島や山間部などで交通が遮断された時の対応の難しさが伝わってくる。離島や山間部の集落も多い周南地区。学ぶべき点が多そうだ。
(延安)
