コラム・エッセイ
伊藤公記念公園
翠流▼光市束荷の伊藤公資料館で伊藤博文が生まれた2日から明治維新150年カウントダウン記念企画展「伊藤ドラマ第4編〜伊藤の決意!」が始まった。2015年の第1編から4年がかりの展覧会。これまでのエッセンスを集めて伊藤博文の思いや役割をわかりやすく示している。
▼それだけではなく、展示を見て学んだことを生かすパズルコーナーもある。ここでは伊藤博文の顔の折り紙も紹介している。同館のオリジナルで、伊藤のひげが特徴的な顔を作ることができる。
▼資料館は伊藤公記念公園の中にあるが、園内の生家は茅ぶき屋根のふき替えが終わったばかり。これも4年がかりで地元の茅を使って進めて、今年3月に完成させた。
▼丘の上は伊藤神社の跡地で、現在は河内山賢祐さん作の椅子に座った伊藤博文の銅像が建立されている。このほか園内には伊藤の立像もある。
▼資料館の隣は県指定文化財の旧伊藤博文邸。伊藤の遠祖、林淡路守通起の没後300年の法要のため、伊藤自らが設計したが、完成直前の明治42年(1909)10月、伊藤は中国のハルビン駅で狙撃されて落命し、故郷訪問は実現しなかった。
▼周南市の「明治維新150年回想と顕彰」周南実行委員会が企画した23日のバスツアーでも、伊藤公資料館と柳井市の僧月性展示館、清狂草堂、岩国市の吉川資料館を訪れる。同館も吉香公園や岩国徴古館、錦帯橋などと同じエリアで、150年間、地域の先人の足跡を伝えようとしてきた成果がここにある。学ぶべきことは多い。
(延安)
