コラム・エッセイ
若者の街
翠流▼猛暑と台風の夏だったが、9月になって日中はまだ暑いものの、ようやく秋の気配が濃くなってきた。曜日の関係で少しだけ長かった夏休みも終わり、子どもたちが元気に学校に帰ってきた。
▼夏の主役は若者たち。アジア大会のメダリストや甲子園の球児たちだけでなく、身近でも小学生を指導する徳山大学の陸上競技部員や、ブリッジコンテストで中学生に助言する高校生、海外の姉妹都市に親善使節団として派遣されたり、語学研修で海外を訪れた中高校生。若いから、海外だから学べることを体全体で吸収したに違いない。
▼特別な体験をした子どもたちだけではない。来春の受験に向けて夏休み返上で机に向かった高校生や中学生も夢に向かって地道に歩む、将来のメダリストだ。
▼今春、周南市では徳山駅前図書館などの新駅ビルがオープンした。図書館はどこもそうだが、夏休み中、涼しい図書館は勉強する子どもたちに占領された。その影響もあって、8月下旬には目標としていた年間入館者120万人を超えた。
▼駅前の広場ではまだ整備工事中だが、少しずつ新しい広場の姿が見えてきている。これもここを訪れる楽しみの一つだ。
▼近くのみなみ銀座のアーケードに取り付けられたタペストリーは猫のイラストと一緒に「町が楽しくなってきたニャン。」「マチと寄り添って。」と書かれている。
▼進学、就職で一度は故郷を離れた若者たちがまた帰ってくる、新たな移住者を呼び込む街に育てたい。 (延安)
