2026年05月01日(金)

コラム・エッセイ

セアカゴケグモ

翠流

▼8月31日に光市で見つかり、駆除されたクモが特定外来生物「セアカゴケグモ」だったことが3日わかった。4日付の記事で、県の資料からオーストラリア原産で腹部に赤い模様があり、毒を持つ雌の体長は0.7〜1センチだと特徴を紹介した。

▼これに読者から、赤い模様があるのはその名前の通りだが、背中ではないのか、雌だけでなく雄も毒があるのではと疑問が寄せられた。

▼県に確認すると、確かに背中にも赤い模様があるが、セアカゴケグモかどうかを見極める際は腹側の赤い模様で判断するため、特徴としては腹部に赤色の模様としているという回答だった。

▼毒は、雌は人に害を与える強い毒を持つが、雄はそれほどでもない。雄は体も雌より小さく、体の黒と赤のコントラストも雌ほどはっきりしていないそうだ。赤い模様は環境省の注意を呼びかける文書でも背面に赤色の縦条、腹面に赤色の斑紋があると写真付きで記載されている。

▼日本では6月から10月にかけて、かまれた例が報告され、ほとんどが軽傷だが、時に重症化し、原産地のオーストラリアでは血清が開発されるまで死者も出ていたという。

▼このため、分布が広がらないよう、見つけ次第駆除することになっているが、全国各地で生息が確認され、山口県では2013年度から昨年度までで計8件だった発見数が、今年度はすでに光市で2件と美祢、山陽小野田市でも1件ずつあった。

▼身近に潜んでいるかもしれない危険。小さなクモに要注意だ。

(延安)

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