コラム・エッセイ
「寝てはいません」
翠流▼「『寝ている』と書いちゃあいけんよ」。完成したばかりの新庁舎で4日から9月定例議会が始まった周南市議会の議員から言われた。これには理由がある。5階にある議場は音響や映像設備も一新。傍聴席から見ると議長席の両側の執行部席の上には大きなモニターがあり、発言している議員の姿が鮮明に、大きく映し出されている。
▼カメラはそのモニターの下部に設置されていて、レンズの方向は変えられるが、カメラ本体の位置は固定されている。その結果、一般質問で議員席中央の質問席の議員を映す場面はいつも同じ構図で、議長席左手の市長に向かって質問している時は、公明党の遠藤伸一議員、共産党の魚永智行、中村富美子議員らが映っていることになる。
▼この映像は1階のロビーやインターネット中継などでも使われている。このため、3人は目をつぶったり、下を向いているだけで「寝ていた」と言われることもあるらしい。寝ているように見えているだけで、しっかりと議員と執行部のやりとりを聞いていると言っておきたい。
▼新しい議場になって、傍聴人は初日が7人、一般質問が始まった6日はグループで訪れた人もあって42人、7日は11人だった。
▼傍聴席は51人分。照明は明るく、スピーカーも高性能。傍聴席のすぐ前が議員席で、議員になった気分で執行部とのやりとりを聴ける。本会議は今回の9月定例議会の場合で初日と一般質問の4日間、討論、採決がある最終本会議の21日の合わせて6日間だけだが、新しい議場で真剣なやりとりにふれてほしい。
(延安)
