コラム・エッセイ
木の葉形の座布団
翠流▼14日に開会した山口ゆめ花博に開会2日目の15日に行ってきた。駐車場の整理員の「ありがとうございました」の声からも来場者を温かく迎え、気持ちよく帰ってほしというスタッフの意気込みが伝わってくる。
▼全国都市緑化やまぐちフェアとして開かれるだけに、会場は花と緑でいっぱい。フォークリフトで荷物を運ぶ時の木製パレットで作られたパレットゲートをくぐると、19市町の花通り。中原中也賞を受賞した詩人、三角みづ紀さんの各市を表現した詩の上に写真家の石塚元太良さん、在本彌生さんが撮影した各市の風景写真がある。その裏面は華道家の假屋崎省吾さんが各市町の花木を生けた作品の写真。
▼詩は8行。例えば、周南市の最初の2行は「いくつもの表情を持っていて/はにかみながらも先導する町」。各市の印象が見事に表現され、行ってみたくなりそうだ。
▼“市町の日”などが開かれる森のピクニックゾーンは森のステージやピクニックサイト、キッチンカーが並ぶピクニックキッチン、足湯を楽しめる湯田温泉別湯などがある。
▼一面の芝生だが、雨で地面が湿っていても座れる木の葉型の座布団も用意されている。15日の「周南市の日」でもステージ前でこの座布団に座って楽しむ人も多かった。
▼わらで作ったキツネなどの巨大アートや、竹や木、岩などで作られた遊具もたくさんある。会場は海辺でもあり、砂浜には高さ4メートルの砂の山もある。緑や土とふれあうためのヒントがたくさん見つけられそうだ。
(延安)
