2026年08月20日(木)

コラム・エッセイ

「本気の夏」

翠流

▼第100回の夏の甲子園大会が5日、開幕した。選手宣誓では滋賀県代表の近江高の中尾雄斗主将が、野球ができることへの感謝とともに大会のキャッチフレーズでもある「本気の夏」にすると誓った。

▼太平洋戦争末期の特攻作戦を題材にしたドラマや映画では野球をしていた若者がよく登場する。戦前から野球は国民的に人気のスポーツ。そのため戦後、甲子園が再開されるとラジオ、新聞、テレビも加わってその試合の様子やネット裏、学校のことまで詳しく伝え、視聴者、読者はわがことのように思い、声援を送った。

▼日刊新周南創刊後では周南から南陽工、光、徳山、桜ケ丘、華陵高が甲子園に出場、地域全体で声援が送られ、客席が大応援団で埋まった甲子園でも取材した。

▼翌6日は広島、きょう9日は長崎に原爆が投下された日、15日は終戦の日。戦争が日本、相手国と周辺の国々にもたらした悲惨さ、苦しみや悲しみは時間の経過とともに体験者も減って少しずつ薄れているようにも見えるが、各地で戦争体験を語り継ごうと懸命な努力がなされている。

▼過去だけではない。戦争は少しずつ準備され、ある日、発火する。山口県は陸上、海上、航空自衛隊と米軍の基地があり、岩国市では沖合移設のあと米軍基地が強化された。萩市、阿武町では自衛隊の大陸間弾道ミサイルを迎撃するシステム、陸上イージスの設置候補地になり、地元から反対の声も出ている。

▼岩国、萩市で何が進められているか、まず知ろうとすること、そして声をあげることが大切ではないだろうか。平和に対しても「本気の夏」でありたい。

(延安)

LINEで送る
一覧に戻る
今日の紙面
出光興産

出光興産徳山事業所は、エネルギーと素材の安定供給を通じて産業や暮らしを支えています。環境負荷低減や安全操業に取り組み、地域とともに持続可能な社会の実現に貢献していきます。

スバル合同会計 周南事務所

相続時や建物の購入売却時の相続税・資産税のご相談。
大切に育てた事業の譲渡や事業の拡大にむけて、複数の専門業者との提携で、お客さまの求める結果を一緒に目指します。

サマンサジャパン

来院者の方へもっと目配り、気配りをしたい。物品の補充や搬送に時間を取られる・・・
サマンサジャパンでは医療従事者の方がより医療に専念できるよう、コンシェルジュ、受付、看護助手、清掃、設備など様々な業務を行っています。

株式会社トクヤマ

トクヤマは、電子材料・ライフサイエンス・環境事業・化成品・セメントの各分野で、もっと幸せな未来をつくる価値創造型企業です。