コラム・エッセイ
宇宙兄弟展
翠流▼山口市の山口博物館で9月2日まで開かれている企画展「宇宙兄弟展2018×やまぐちと宇宙」。展示協力に日本ゼオンの名前がある。
▼宇宙空間と地上を結ぶ宇宙エレベーターの建設資材として同社の周南市にある徳山工場で製造されている新素材、カーボンナノチューブが有力視されていることから、パネルと実物も展示して紹介されているのだ。もしこのエレベーターが実現すれば宇宙空間へ、ロケットとは全く違った手段で行くことができる。
▼展覧会は月面着陸、小惑星探査など不可能と思われていたことがどうやって実現されてきたか、子どものころにUFOを見て宇宙飛行士になる兄弟を描いた人気漫画「宇宙兄弟」のストーリーと重ねながら、山口県との関わりとともにわかりやすく学べる内容になっている。
▼JAⅩA提供の貴重な映像、県内外に落ちた隕石(いんせき)の実物、宇宙服の着用体験や宇宙食の販売もある。子どもも大人も楽しめる。
▼先日は周南市の徳山駅前賑わい交流施設で、ロボット、プログラミングや工作などを体験できるクリエイティブキッズキャンプが開かれて盛況だった。
▼このほかにも夏休み中、子ども向けのものづくりなどの教室が開かれたが、どこでも子どもが、あるいは親子一緒に目を輝かせて熱中していた。
▼子どもたちの「理科離れ」が問題となっているといわれるが、本当だろうか。科学とふれあう機会がないだけではないだろうか。宇宙兄弟展では夢の実現も、宇宙旅行も身近にあることを実感した。
(延安)
