コラム・エッセイ
クラフトエイド
翠流▼周南市文化会館の西側、新堀にあるギャラリー三匹の猫で、タイ・ラオス・カンボジア山岳民族手づくり展が31日まで開かれている。久米の原江寺の前住職、有馬実成さんらが設立した公益社団法人シャンティ国際ボランティア会のクラフトエイド事業に協力して20年も続いている展示販売会だ。
▼同会のクラフトエイドは1985年にタイ東北部のラオス難民キャンプで作られた手工芸品を日本で紹介したことが始まり。今ではタイ、カンボジア、アフガニスタンでもそれぞれの民族に伝わる伝統技術を生かした製品を作り、これらを適正な値段で販売することで自立を支援している。
▼同会のホームページのカタログを見るとそれぞれの製品に物語があることがわかる。例えばたくさんの動物が刺しゅうされたモン族の「ラオスの森ポーチ」。文字を持たないモン族は刺しゅうで歴史や文化を記録し、女性はみんな絵を描くように刺しゅうするという。
▼過激派組織と政府軍の戦闘が続くアフガニスタンだが、ピースベアはクマがこの国の民族衣装を誇らしげに着ている。「しばしば空港が閉鎖され、送料もかさむため、少量ずつの限定入荷」とある。
▼100種類以上の刺しゅう技術があるミェン族のキーホルダーやブックカバー、リス族の細い布を縫い合わせたカラフルなミニバッグ、カンボジアの伝統織りのスンなど手織り生地のショルダーバッグやカジュアルトートバッグなどが掲載されているが、展示会ではその多くが並んでいる。
▼1度手にとってみてほしい。同店の電話は0834-21-0600。
(延安)
