2026年06月26日(金)

コラム・エッセイ

ペットボトル

翠流

▼先日の金曜レポートで周南、下松、光市が回収しているペットボトルがどう処理されているかを取り上げた。結果は市町村が回収しているペットボトルは国内業者が買い取り、繊維やシート、ボトルなどの原料として再利用されていることがわかった。

▼今年度の周南市一般廃棄物処理実施計画によると、ペットボトルの年間排出量は家庭系が432トン、事業系23トンの計455トン。いずれもリサイクルプラザ「ペガサス」などに集めて処理される。

▼それでは一般廃棄物として処理されるごみの量はといえば4万5,844トン。このうち可燃ごみが3万3,346トン、資源物として処理される量は1万2,498トン。ペットボトルはごみ全体の0.99%、資源物などのうちの3.64%に過ぎない。

▼それでも1年間に日本人が使うペットボトルは2016年度で227億本。国民1人当たり約200本。人口15万人の都市なら3千万本にもなる。

▼100年前、いや昭和の半ばごろまでであれば、液体を入れる容器は陶磁器かガラス、木製の樽。いずれも何度も使用し、使えなくなったら自然に返すことができる。生ごみも肥料などとして利用、紙や布も最後まで使い切ったあとは燃やして燃料にし、ごみの処理を市町村に求めることさえなかった。

▼世界的には海洋汚染防止のためプラスチックストローを廃止する動きもある。便利なら何をしてもいいわけではない。何を大切にするのか、人の生き方にもつながるごみ減量の取り組み。真剣に考えなければならないテーマだ。       (延安)

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