コラム・エッセイ
周南市役所が1カ所に
翠流▼周南市役所の新庁舎の1期工事が終わり、3日には市民向けの内覧会が開かれた。子どもたちは市議会議場の議長や議員の席に座り、大人も吹き抜けの待合スペースを見て歩いた。ショッピングセンターにあるようなガラス張りのエレベーターに乗り、免震工事などの説明パネルに見入る人もあった。
▼110億5千万円の巨費を投じる新市庁舎。2期工事は現在の庁舎を撤去して市民が利用できる会議室やレストラン、駐車場などが造られ、来年春には“グランドオープン〟する。
▼防災機能の強化やバリアフリー化、間仕切りのないオープンフロアなど新施設の特徴はいくつもあるが、その一つがこれまで数か所に分かれていた各部署が合併から15年を経てようやく1か所に集まること。長く港町庁舎にあった経済産業部、新南陽地区のリサイクルプラザのリサイクル推進課、新南陽庁舎の道路、河川港湾、建築課、教育委員会や上下水道局も新庁舎に入る。
▼これまで電話などを通じて連絡していたのが容易に顔を合わせて打ち合わせもできるようになる。市民も新庁舎に来ることで福祉、税務、街づくり、教育など複数の部署にまたがる用件を1度ですませることができる。
▼これからはどう使い勝手をよくしていくか。まずは市職員が市民へのあいさつ、案内などはもちろんだが、市役所の各部署の仕事をよく理解し、職員同士が気心を知り合う仲になり、市民からの相談や質問に迅速、的確に応対できるといったところから始めることになるのだろうか。(延安)
