コラム・エッセイ
近くて遠い2メートル
翠流▼サッカーのワールドカップロシア大会で日本がコロンビアに勝利した瞬間を周南市の徳山駅前賑わい交流施設2階であったパブリックビューイングの会場で集まった200人と一緒に迎えた。
▼世界ランキングや前回のW杯で敗れたことから、日本が不利という前評判を覆しての勝利。会場は狂喜乱舞するファンも多く「よかった」「よかった」と声を掛け合い、全員が笑顔の中で観戦を終えた。準備から当日の警備、案内、後片付けまで取り組んだ同施設の職員も報われたのではないだろうか。
▼徳山駅前は同施設に続いて駅前広場の工事が進行中。その中で先日は商店街のアーケードと南北自由通路を結ぶ歩道上にシェルターと呼ばれる屋根も作られ、雨の日も濡れずに徳山駅と商店街の間を行き来できるようになった。
▼ところが、屋根は南北自由通路と銀座から続いている駅前広場側のアーケードとはつながっているが、みなみ銀座との間には2メートルほどの切れ目がある。わずかな距離で、大雨でなければ気にしなければならないほどではないかもしれない。
▼しかし今後、駅前広場の整備が進んでも、この切れ目がなくなることはないらしい。雨に濡れずにみなみ銀座と行き来できないことになる。パブリックビューイングでは参加者も主催者も一緒になって日本を応援した。この2メートルの切れ目も何とか埋めて同施設とみなみ銀座を一体化させる工夫はないものだろうか。
(延安)
