コラム・エッセイ
建設工事の現場
翠流▼周南市に2月にオープンした新徳山駅ビル「賑わい交流施設」。その前では駅前広場の工事が続いている。すべてが完成するのは再来年だが、訪れるたびに工事の進み具合がわかる。
▼周辺の事務所や店舗、住民にとっては不便を強いられ、迷惑なことだが、たまに訪れると新駅ビルと合わせて街が活気づいているように感じる。
▼新駅ビルや、夏には一部の使用が始まる新庁舎もたくさんの工事関係者の手によって造られたが、工事中はフェンスで遮られ、その姿を見る機会は限られていた。駅前広場はフェンスもなく、働く人たちの姿を見ることができる。
▼建設会社を取材するたびに聞くのが人手不足の深刻さ。特に若い人が入らないという。しかし土木、建設はやりがいが持てる仕事であるはずだ。
▼先日、福川南町にふくがわこども園が開園したが、その園舎は産業道路沿いに長く伸びる独特の建物。山陽本線の線路側には目の前で列車の通過が見られるデッキ、道路側にも通行する車が見える窓。そして中央には長い廊下がある。
▼工期も短かったそうだが、見事に仕上げられ、工事に携わった会社の中には若手社員を連れてきて仕事ぶりを見せていた会社もあったという。
▼今後も、周南市内だけでも駅前の再開発や公共施設再配置による新施設の建設が続く。建設工事の現場を特に子どもたちに見せることは人材確保にもつながるのではないだろうか。
(延安)
