コラム・エッセイ
新南陽駅周辺
翠流▼周南市の新南陽駅の乗降客を増やすにはどうすればいいのか。市外から鉄道や、できれば新幹線で訪れる人を増やすことがまず頭に浮かぶ。市外から人を呼び込む新南陽地区の魅力は何だろうか。
▼まずは永源山公園。園内にはゆめ風車や階段状の水路、市郷土美術資料館・尾崎正章記念館、プールまであり、四季を通じてさまざまな花を楽しめる。
▼現在も風車祭りやつつじ祭りが開かれているが、光市の冠山総合公園では梅まつりに始まり、さくら坂、ぼたん祭、ばら祭、しょうぶ祭、秋のばら祭をいずれも1カ月ほど開いている。永源山公園でも、チューリップや桜、ツツジなどにちなんだイベントを開花時期に合わせて長期間開けないだろうか。
▼「ゆめ風車通り」の愛称で親しまれている新南陽駅から永源山公園までの道も、国の登録有形文化財の旧日下医院や酒蔵など魅力的な建物と昔ながらの店が並ぶ。その一方で、食品などのスーパーマーケットや大型店のゆめタウン新南陽もあり、ショッピングを楽しむ環境も整っている。
▼そのほか新南陽市民病院や学び・交流プラザも新南陽駅から歩いて行ける距離にある。本格的なウオーキングを楽しみたい人には戦国時代の山城、若山城などを巡る“陶の道〟がお勧めだ。
▼都会の派手さはないし、観光地でもないが、あちこちに気持ちをなごませてくれるスポットがあり、マイペースでゆったりと過ごせる街。魅力の発掘、発信が求められている。
(延安)
