コラム・エッセイ
成人式のスタッフ
翠流▼全国各地で成人式が開かれたが、かつての荒れる成人式が話題になることもなかった。周南3市はいずれも式典に続いて抽選会や交歓会があり、なごやかな雰囲気の中で門出を祝った。式典の途中で席を立ったり、会場に入らない新成人がたくさんいたりといった状況は今では全く見られなくなった。
▼成人式の変化の要因の一つに、同世代の若者による新成人の気持ちに沿った企画、運営が定着したことがあげられる。
▼成人式に出席するのは新成人の8割ほど。出席しなかった新成人には成人の日が来てもきのうまでの自分が急に変わるわけでもなく、成人式に意義を見出せない人もいるだろうし、受験勉強や仕事の都合で出席できない人もいただろう。
▼また、出席しても同級生との再会がうれしいだけの人もいたかもしれない。それでも、案内や進行に懸命な同世代のスタッフの姿を見れば、何かを感じたはずだ。
▼周南市の場合、成人式のスタッフは実行委員16人とボランティア37人、市職員31人。1,000人以上が参加する成人式をやり遂げたことで、同世代のスタッフが得た感動は新成人と同じか、それ以上ではないだろうか。
▼各市とも成人式の数カ月前には実行委員の募集が始まる。成人式の節目を充実したものにしたい人、これからどう生きるべきか、模索を続けている人は実行委員に応募してみるのもいいのではないだろうか。
▼仲間との出会い、そして当日の達成感は良い経験になるはずだ。
(延安)
