コラム・エッセイ
「写真甲子園0.5秒の夏」
翠流▼北海道の東川町を舞台にした菅原浩志監督の映画「写真甲子園0・5秒の夏」の下松市のMOVIX周南での公開にあわせて菅原監督らの舞台あいさつがあり、周南市鹿野からもたくさんの人が参加した。
▼菅原監督と周南市の縁は、2004年に公開された同監督の映画「ほたるの星」。山口県を舞台にし、撮影も県内がほとんどだったが、その一つが中須の棚田だった。その後、菅原監督は徳山大学の客員教授や“周南ふるさと大志〟になり、市のプロモーション映像も作った。
▼今回の映画「写真甲子園…」も、鹿野に潮音洞、清流通りがあることから14年に周南市で開かれた「名水サミット」で菅原監督が講演し、サミットに参加した東川町の町長と知り合ったことから製作された。
▼周南市と菅原監督とのこの深い縁の中で、小児がんのため、06年に15歳で亡くなった鹿野の有国遊雲さんの物語を映画化する動きが続けられている。有国さんは河川愛護標語「川が好き 川にうつった空も好き」で国土交通大臣賞を受賞したことでも知られ、この標語の碑が鹿野の石船温泉近くの川岸に建てられている。
▼舞台あいさつには東川町の松岡市郎町長も出席。同町産の米「東川米ゆめぴりか」も来場者にプレゼントされた。この映画は今後、一つのことに仲間と打ち込む姿を描いた青春映画として各地で上映されることも見込まれる。それは東川町の自然や人情の素晴らしさを伝えることにもなる。周南市も東川町に続いてほしい。(延安)
