2026年06月26日(金)

コラム・エッセイ

国際交流作文

翠流

▼光市国際交流作文コンクールの入選作品集を読んで、この子たちが大人になり、社会の担い手となるころには核兵器や戦争、飢餓などの問題も解決に向かうのではないかと思わずにおれなかった。

▼最優秀賞は小学生、中学生、高校生から一人ずつ。小学生の受賞者は付属光小2年、渡辺優寿さん。「へいわなせかい」と題し、広島平和記念公園を訪れて原爆の子の像を見たときの体験をつづっている。

▼この像のモデルで、被爆して白血病で亡くなった佐々木禎子さんのことを五歳の時、絵本で知り、何回もこの絵本を読み返したという渡辺さんは「原爆をまだ持ち続けようとしている大人の人たちも、みんなで集まって、一緒に戦争の怖さについて考えられたら、戦争はなくなると思います」と訴えている。

▼中学生は浅江中2年の松村怜保さん。「世界中に笑顔を届けるために」と題し、飢えに苦しむアフリカの子どもたちの写真を見て「世界中で助け合えば、飢餓の問題もきっと乗り越えることができると信じています」と呼びかけている。

▼高校生は聖光高1年、内藤愛海さんの「助け合いの心」。国際協力の必要性を説き、自分たちにできることとして、書き損じはがきによる教育支援のための資金づくりへの協力や、衣類を送り、現地で販売して子どもたちにワクチンを提供する活動を紹介して「まずは身近にできる活動からチャレンジしていきたい」と結んでいる。

▼わが社でも先日、わずかだが使用ずみ切手を徳山ユネスコ協会に届けた。この子たちの訴えが多くの人に届くことを願いたい。

 (延安)

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