コラム・エッセイ
下松市の新施設
翠流▼周南、下松、光市でも明治維新やその後、活躍した人は少なくないが、よく知られているのは光市の伊藤博文、周南市の児玉源太郎、下松市の長岡外史といったところだろうか。
▼このうち初代内閣総理大臣の伊藤は旧大和町が伊藤公資料館を建設、光市が引き継いで企画展も開かれ、伊藤公カップ英語スピーチコンテストもある。
▼日露戦争を勝利に導いた軍人で台湾総統も務め、政治家としての評価も高まっている児玉は昨年、顕彰会が発足したが、それ以前から周南市美術博物館で児玉を中心にした展覧会が開かれている。
▼日露戦争などで活躍した軍人で日本のスキー、航空の父と言われる長岡外史も顕彰会があり、故岡田憲佳さんらの活発な活動で、国民宿舎大城のそばに石像も建立され、長岡外史公園が整備されている。
▼来年は明治維新150年。この3人にもっとスポットが当たるきっかけにしたい。伊藤公資料館、美術博物館がある光、周南市に比べ、下松市では展示施設が限られていることが気にかかる。
▼ほしらんどくだまつができ、市消防本部も立派になった下松市で次に必要な施設があるとすれば国宝、重要文化財級の美術品や古文書も展示できる美術館、博物館だろう。施設があることで新たな文化財も集まってくる。
▼学芸員が配置されれば、新たな視点での展示や、周南、光市をはじめ他の施設との連携もでき、観光客の誘致もと効果は大きいはずだ。
(延安)
