コラム・エッセイ
シャンティ山口
翠流▼周南市下上の海印寺の前住職、角直彦さんが代表理事を務めるNPO法人「シャンティ山口」が第六回毎日地球未来賞を受賞する。これは食料・水・環境の分野で問題解決に取り組む個人や団体を顕彰する賞で、表彰式は2月12日に大阪の毎日新聞大阪本社で開かれる。
▼シャンティ山口はSⅤA・シャンティ国際ボランティア会(旧曹洞宗ボランティア会)県支部の活動に参加してきた会員や市民の有志によって1993年に設立され、地域社会から発信するNGOとして歩んできた。
▼SⅤAはタイやミャンマー、アフガニスタン、ラオス、カンボジアで活動する一方、東日本大震災など国内の大災害の被災地での支援活動も展開しているが、シャンティ山口はその名の通り、山口県からタイの山岳少数民族の自立、教育支援に絞って支援を続けている。
▼奨学金の支給や少数民族の子どもたちが自給自足で暮らしながら中学、高校に通うための学生寮の運営、最近は遺伝子組み換え作物の栽培でやせて荒廃した農地の果樹園への転換も進めている。
▼15日に海印寺で開かれた福大根まつりでもタイの手芸品などのバザーが開かれていたが、角さんは学生寮にOB会ができたとうれしそうに話していた。毎日地球未来賞の賞金は150万円。寮の運営などに使うことになりそうだという。
▼SⅤA山口県支部の活動が始まったのが1980年。もう40年近くになる。シャンティ山口を地域の誇りとしていきたい。
(延安)
