コラム・エッセイ
成人式
翠流▼今年の成人式は、周南の各市とも新成人の同世代の若者が中心になって準備、運営して大きな混乱もなくなごやかな中に終了した。
▼周南市の会場でも、雨で前庭ではなくロビーの中だったが、同級生との再会を喜び合ういつもと変わらぬ情景が繰り広げられた。実行委員会が考えた記念撮影用の小道具を置くなどこの日を楽しんでもらおうという工夫も良かった。
▼その中で今回初めて一部と二部に分け、二部を市内の特産品などを賞品にした抽選会にした。特産品が作られている地域の紹介もあり、賞品の目玉は市が観光分野で売り出し中の工場夜景にちなんで夜景を撮影できるカメラ。どうすれば新成人が喜ぶ賞品を用意できるのか、考え抜いたことがわかる。賞品には購入したものもあったが、予算面は企画の費用を減らして確保したという。
▼ただ残念だったのは二部が始まると来賓席にいた市議会議員や県議会議員が若い女性市議会議員一人を残していつの間にかいなくなってしまったこと。
▼富山市の架空視察などによる政務活動費の不正受給や、飯塚市の市長と副市長が職員の勤務時間中に賭けマージャンをしていたなど地方の政治家のモラルが問われている。
▼この若者たちが社会のリーダーになるころには「そんな時代もあった」と笑い話になっていることだろうが、市民に信頼されるために、現職の市議、県議も若者たちの頑張る姿を温かく見守る余裕を持ち、来年は最後まで一緒に楽しんでほしい。
(延安)
