コラム・エッセイ
シティプロモーション
翠流▼大阪市の森友学園の国有地取得やマレーシアでの金正男氏暗殺、東京都の豊洲市場移転などが連日、ニュースに取り上げられ、周南市議会ではシティプロモーションの「しゅうニャン市」や野犬対策の論議が続いている。どれも大切な問題だが、なぜか「日本は平和だなあ」と感じてしまう。共謀罪や沖縄、岩国の米軍基地問題、東日本大震災は11日で6年目を迎えた。防災や原発などがもっと話題になってほしい。
▼シティプロモーションとは「地域の魅力を内外に効果的に訴求し、人・物財・資金・情報などの経営資源の獲得を目指すとともに、地域住民の愛着度を形成していく活動」という。
▼「しゅうニャン市」でネット上で話題になっても、人、物、金は動くのか、市民の愛着度が増すのか、多額の税金を投入すべき事業なのか、3月議会の会派質問では多くの疑問点が出された。
▼議員もシティプロモーションを否定しているわけではない。「しゅうニャン市」が周南市の愛称としてふさわしい、継続性もあると市民に説明できないから批判的になる。
▼ここは正攻法でいくべきではないか。来年は明治維新150年。周南、下松、光市やその周辺は萩や下関などと並ぶ維新胎動の地。明治の軍人、政治家の児玉源太郎や、浅田栄次とこれに続く英学の系譜、写真家の林忠彦、詩人のまど・みちおなど誇れる先人は多い。
▼これらの人を全国や児玉、まど・みちおと関係の深い台湾などの人に知ってもらうために使えるよう、新年度予算案計上の2,500万円の内容を見直すことはもうできないのだろうか。
(延安)
