コラム・エッセイ
長野山緑地公園
翠流▼大型連休前半の4月29日、周南市鹿野の長野山で山開きがあった。鹿野の中心部から車で30分で標高1,015メートルの山頂に着く。年に一、二度しか行けないが、訪れるたびにさわやかな空気がふもととの違いを感じさせてくれる。
▼山頂は緑地公園となっていて、ヤマザクラ、ミツバツツジ、ベニドウダン、シャクナゲ、ササユリ、アジサイなどの花が咲き、野鳥がさえずり、ブナの原生林を歩く遊歩道もある。秋には紅葉も楽しめる。
▼展望台や宿泊用のバンガロー、ロッジなどもあり、4月から11月までは長野山生活改善グループが運営する食堂も開いている。
▼今年はこの食堂にウッドデッキが作られ、「天空カフェ」としてリニューアルオープンした。コーヒーや手づくりのケーキなどを味わいながら周囲の花や緑を楽しめるようになった。
▼山開きでは地元産品の店が人気を集め、つきたての餅の振る舞いには長い行列もできていた。車で会場まで来れる手軽さもあって参加者には軽装の年配の人も多かった。
▼周南に宝物は多いが、長野山もその一つ。ウッドデッキは同グループの14人のメンバーと地元の人たちの協力で作られた。鹿野の人たちがこの山を大切にしていることが伝わってくる。
▼ふもとの石船温泉や渓谷、宝くじの当選祈願をする人も多い宝作神社、農家レストランや釣り堀、最近増えているという喫茶店などとともに、市内外のもっと多くの人に知ってほしい場所だ。
(延安)
