コラム・エッセイ
周南市庁舎の緑
翠流▼周南市の新市庁舎が建設中だが、周南市は戦災復興の都市計画の素晴らしいことで知られている。その中心が御幸通。緩速車線を含めて広々とした通りには見事なイチョウ並木がある。これに続くのが岐山通。こちらは市の木でもあるクスノキの大木が通りの真ん中や市庁舎前にある。駅から市庁舎前まで歩いて右手を見れば桜馬場通。藩制時代から桜の名所として知られた徳山のシンボルともいえる桜並木だ。
▼この結節点に建てられる新市庁舎。現在の市庁舎も緑豊かだが、新庁舎ではより計画的に樹木を配置し、市民や市外から来る人を迎えたい。クスノキやブラジルの姉妹都市から贈られたイペーなどを配し、桜も植えたい。市民の植樹イベントを開いてもよい。
▼もう一つ気になるのが、バス停やタクシー乗り場がどうなるのか。車社会ではあるが、車を運転しない高齢者や子どももいる。また市外から観光客を呼ぼうとすればバス停、タクシー乗り場の充実は欠かせない。
▼市役所の周辺には児玉神社や児玉源太郎産湯の井戸、美術博物館や文化会館、動物園もある。これらを歩いたり、タクシーの場合も新市庁舎を駅と並ぶ起点にしたい。また市役所に用事がある人のためには雨の日もバスを降りてから傘を指さずに玄関に入れるようにすれば喜ばれるだろう。
▼市民のための会議室などもある新市庁舎。使い勝手をよくするために市民の意見をもう一度聞く機会を持ち、完成後に生かしてほしい。
(延安)
