コラム・エッセイ
周南市北部の新時代
翠流▼周南市の施政方針を聴いて、北部の時代が来たという印象を持った。8月には中須中の跡に大田原自然の家から移転した「中須(なかず)自然の家」が開所する。秋ごろには須々万に北部拠点施設がオープンする。支所・市民センターに加え、地域公共交通の結節点となる。須々万こども園も秋には一緒になる。
▼2024年12月業務開始の鹿野総合支所に続いて、鹿野観光交流拠点施設が27年度の完成を目指し、造成工事と建築主体工事に着手する。
▼ナベヅルの里、八代から和田まで、国道で結ばれた北部地区。新しい施設が次々に誕生するこの時期。その魅力を市内外に発信してほしい。例えば、各施設や史跡などの道路表示の統一や、徳山駅前で定期的に開かれている「しゅうなん地域マーケット」への合同出展など、できることはたくさんある。
▼菅野ダム、向道湖、高瀬湖などのダム群▽国指定天然記念物の大玉スギがある須々万の飛龍八幡宮や沼城跡▽長穂の龍文寺、鹿野の漢陽寺や二所山田神社、長野山▽須金の観光農園、中須の棚田、大道理の芝桜▽高瀬茶や三作神楽の和田など、見どころは数えきれない。
▼この機会に連携して情報を発信することで、交流人口や移住などの増加に結びつく方策も生まれるのではないだろうか。それぞれの施設を各地区の宝とするだけでなく、周南市や西中国山地の未来を拓くために活用したい。そのためには、周南市の各担当部署、担当者の横の連携が、まず求められそうだ。
(延安弘行)
