2026年10月07日(水)

コラム・エッセイ

小川元徳山市長 旅立ち

翠流

▼小川亮元徳山市長が亡くなった。1979年から20年間徳山市長を務めた。日刊新周南が創刊した34年前はまだ2期目。81年に「緑と文化と活力に満ちた中核都市」を目標とした基本構想を策定。この構想に基づいた施策を展開していた。

▼市文化会館などを建設、緑と文化のプロムナードが造られ、鼓海には周南地域地場産業振興センターができ、周辺は企業団地となった。一方でコミュニティ活動の推進や国際交流にも力を入れた。

▼出光興産の製油所建設、周南コンビナート形成、周南団地の建設など戦後、育ててきた木の果実を収穫し、同時に次の世代のために苗を植えていった。

▼小川市政の20年を改めて振り返ると、コミュニティ、産業育成、そして都市合併と全国の都市がその後、歩む道を一歩、リードしながら進んできたことがわかる。

▼東京大から自治省に入り、市長就任の直前には岡山県の副知事だった行政経験と人脈を生かし、国はどこへ進んでいこうとしているのか、徳山はどう動くべきか、察知していたからできたことだ。

▼高い見識を持ちながら住民とはコミュニティならぬ「飲みニティ」を実践し、時にはカラオケのマイクも握った。職員に対しては厳しかったが、慕われもして退職した職員が市長公舎で市長に叱られたことを楽しそうに話していたことが印象に残る。市長を退任後も20年間、ふるさとへの熱い思いを抱き続けた小川さんの最後の仕事が児玉源太郎顕彰会。この活動も未来につながるに違いない。(延安)

LINEで送る
一覧に戻る
今日の紙面
出光興産

出光興産徳山事業所は、エネルギーと素材の安定供給を通じて産業や暮らしを支えています。環境負荷低減や安全操業に取り組み、地域とともに持続可能な社会の実現に貢献していきます。

西京銀行

西京銀行のスマホバンキングアプリ。残高照会や振込、定期預金の手続きなどをスマートフォンで簡単・便利に利用できます。
口座開設や各種手続きもアプリで完結。詳しくは西京銀行までお気軽にお問い合わせください。

東ソー

東ソーが生み出す多種多様な製品は、社会インフラや耐久消費財など人々の生活に役立つさまざまな最終製品に使われています。総合化学メーカーだからこそできる、化学の革新を通して持続可能な社会に貢献していきます。

周南公立大学

2024年春、周南公立大学は新学部学科を開設しました。経済経営学部(経済経営学科)、人間健康科学部(スポーツ健康科学科・看護学科・福祉学科)、情報科学部(情報科学科)の3学部5学科体制となりました。大学の活動や入試情報も随時公開中!