2026年05月01日(金)

コラム・エッセイ

「根本的に考える」

翠流

▼周南市の公務始め式で、木村市長は思想家、安岡正篤の言葉を引いて職員に訓示した。その言葉は、難しい問題を考えるときの原則で「目先にとらわれず、長期的に見ること」「物事の一面にとらわれず、多面的に見ること」「枝葉末節にとらわれず、根本的に考えること」の3項目。

▼同市の当面の最大の課題は再発防止など幹部職員が逮捕された官製談合事件への対応だが、長期的に見れば、パソコンソフトで設計金額などを正確に出せ、くじ引きも多くなっている入札制度の在り方にまで踏み込むことが求められる。

▼多面的に見れば、職員の綱紀粛正を対策とするだけでなく、職員を官製談合などの違法、不適切な行為からの誘惑や強要からどう守るのか、職員が不正に手を貸すことがないようにするには日ごろ、何をすべきなのかも課題になる。

▼根本的という視点からは、建設会社と市の関係は公共工事では発注者と請負業者だが、建設会社は住宅地などの開発者になることもあれば、民間の建物の建設も引き受けることから、ともにまちづくりの推進役でもある。

▼工事を引き受ける建設会社がなくなれば災害復旧さえままならない。どのようにすれば公平公正を確保しながら協力していけるのか、市役所全体で考える機会にしたい。

▼公務始め式の訓示で市長は官製談合事件に直接ふれることはなかったが、この問題を目先のこと、枝葉末節ととらえることだけはしてほしくない。(延安)

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