コラム・エッセイ
ポテンシャルを生かす
翠流▼各界リーダーの年頭所感、新年のあいさつに接する時期だが、徳山商工会議所の宮本治郎会頭は「大変動の時代、変化をチャンスに!!」と題し、地域のポテンシャル(潜在力、可能性)を生かすために「みんなが幸せになる」という本来の目的を思い起こし、対立・分裂から和合・統合の方向へ考え方の転換をと説いている。
▼周南市では港、新幹線駅、高速道路、豊かな自然、化学工業企業群、行政、学校、医療機関などをポテンシャルの元となる資源として挙げていたが、全国、どこの地域にもその街ならではの資源はある。それなのにせっかくの資源が地域内の対立から生かせないとすればこれほど残念なことはない。
▼地域間以上に企業間の動きはダイナミック。周南市でも以前はライバルだった企業も国際競争力を強化する必要性などから協力する機運が盛り上がっている。
▼大企業間の統合も進み、新日鉄住金ステンレスの光市の工場と、周南市の日新製鋼周南製鋼所が、新日鉄住金グループのステンレス鋼板事業統合で4月に発足する「日鉄ステンレス」の工場になる。同時期、出光興産も昭和シェルとの子会社化による経営統合が実現する。
▼宮本会頭は徳山商議所と新南陽商議所との連携を強化するとも述べている。周南、下松、光市は合併こそ実現しなかったが運命共同体であることは確か。協力できるところはいくらでもある。3市が連携すれば山口県はもちろん、日本をリードすることも夢ではない。期待したい。(延安)
