コラム・エッセイ
「投票に行こう」
翠流▼二十一日、国連総会で米国のトランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都に認定したことを無効とする決議が日本を含む百二十八カ国の賛成多数で採択された。同じ日、スペインのカタルーニャ自治州の州議会議員選挙で、定数百三十五のうち独立賛成派が七十議席を獲得した。内容は異なるが、どちらも有権者が考えを示すのに「投票」という方法がとられた。
▼もし「投票」がなければ、意思は実力行使によって示すしかなく、エルサレム問題では米国に対するテロの増加につながり、カタルーニャでは武器を手にするという選択に走るかもしれない。それが「投票」制度によって武力によらず、ものごとを解決へ導ける。人類の大発明の一つだ。
▼十月にあった衆議院選挙の十八、十九歳の投票率がまとまった。山口県は全体の投票率が五五・二三%だが、十八、十九歳は三七・一四%と二〇ポイント近く低かった。市別でも周南市が全体の五三・二八%に対して三五・二%、下松市は五〇・九二%に対して三三・四%、光市は五三・九九%に対して三四・七二%と低い。
▼しかし投票で各政党の議員数が変われば政策も変わるし、政権交代もありうる。市政でも、周南市の十八、十九歳の有権者は二千七百六十一人。この得票だけで市議会議員選挙なら上位当選できる。下松市は九百九十四人、光市は九百六十五人。候補者も無視できない。
▼若者たちに政治を動かし、未来を変えられる選択に加わる楽しさを知ってほしい。(延安)
