コラム・エッセイ
商店街の可能性
翠流▼下松市で開かれた科学イベント「周南ゆめ物語」。会場はザ・モール周南とスターピアくだまつ。売り場のイベント会場だけでなく、空きスペースやスターピアくだまつのロビー、屋外の広場にも実験や工作のブースが並んだ。
▼会場を一カ所に集めるのではなく、分散させ、子どもたちは親と一緒に発見や感動を体験しながらスタンプを集めて各ブースを回る。地図を見て探しながら店内を歩くという方法がとられた。
▼先日、周南市の中心市街地の会議室を紹介したが、もし、これらの会議室が埋まり、さらに貸しスタジオや空き店舗まで、さまざまな講座、研修に使われるようになれば、中心商店街はどんなに楽しい場所になるだろうか。
▼街に出て交流すれば元気になる。高齢社会といわれるが、高齢者にとって大切なのは「きょういく」と「きょうよう」。「きょう、行くところがある」「きょう、用がある」生活が老化を防ぐという。
▼楽しい場所があれば多少のお金を払っても人は集まる。大金を遣ってくれる人もいる。子どもから高齢者まで、子育て世代を含め、多様な人が「行ってみたい」と思う仕掛けづくりがほしい。
▼例えばどこにどんなスペースがあるか、情報を提供し、借りる手助けをする仕組み、機関があるだけでも街に出る人はもっと増えそうだ。商店街、大型商業施設も集客の工夫に限りはないのではと「周南ゆめ物語」のにぎわいを見ながら感じた。(延安)
