2026年10月09日(金)

コラム・エッセイ

第八手「アメリカの囲碁事情③」

「碁」for it 小野慎吾

 シアトルにある「シアトル囲碁センター」を中心に述べていますが、今回はその他の碁会所についてご紹介します。

 ワシントン州のレイクウッドにある韓国の方が経営される「碁会所」に訪れました。同所には、昼訪れましたが10人前後の人がおり、盛況でした。有難いことに私が来ることをインターネットで知っており、沢山の人から囲碁の対局を申し込まれました。

 初対面の方ばかりでしたが、お餅、お菓子、間食などをたくさん出して頂き、「せっかくだからこれも食べて」と多く頂きました。

 私はこの光景に思い出を重ねました。私は子供のころから「囲碁」を教室に習っていましたが、その場所でおじいちゃんからおにぎり、トーストなどを沢山頂き、一緒に食べました。

 今となっては、囲碁の練習よりそちらの光景が強く残っており、かわいがって頂いたことを今でも感謝に堪えません。

 対局している間、観戦していた韓国の方は色々周りの人と楽しそうに話していました。会話内容は、おそらく韓国語で「その手は良い」「今の一手はどうなんだろう」などと感想を言い合い、楽しんでおられたのでしょう。笑いが絶えない「碁会所」でした。

 「シアトル囲碁センター」は静かに観戦される方が多く、対局後にお互いにその一局を振り返ります。日本の「碁会所」は静かに観戦するのがマナーとなっています。

 また対局道具の違いもありました。囲碁をする場合に「碁石」を黒と白を使って対戦しますが、日本では「碁石」は「楕円形」が主流です。一方こちらの韓国の「碁会所」では平べったい「四角」の「碁石」でした。最初は、違和感がありましたが、次第に持ちやすいと感じるようになりました。

 場所、地域による文化の違いを囲碁から感じることができました。次回は英語での囲碁会話をご紹介させて頂きます。

 どんな時でも「碁」for it(頑張る)!

韓国の碁会所の設立メンバー写真

設立当初の風景の写真

韓国の碁会所で友人の一局

韓国の碁会所で友人の一局

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