2026年04月16日(木)

コラム・エッセイ

第六手「新型コロナウィルスの影響による囲碁界の事情」

「碁」for it 小野慎吾

 今回も前回に引き続きアメリカの囲碁事情・についてご紹介する予定でしたが、新型コロナウィルスの影響による囲碁界の事情についてご説明したいと思います。

 新型コロナウィルス流行に伴い、囲碁界も主催イベントが次々に中止になっています。

 アマ碁界は、小学生・中学生を対象とした全国戦は中止になりました。私も毎年出場しているアマ主要全国大会は、5棋戦ありますが、全て中止となりました。恐らく、今年は県内も含めて大会自体を開催する事自体が難しいでしょう。

 プロ碁界でも4月8日以降、日本のプロ棋戦全てが延期となりました。再開したとしても全ての棋戦が開催できるかは不透明です。大会の出場を目指して、研鑽を積んでいる選手も多く、どの競技でも言える事ですがこの1年が与える影響は大きいものだと思います。

 それと同様に苦しいのは、囲碁を生業としている全国の碁会所・囲碁サロンです。4月7日の政府の緊急事態宣言を受けて相次ぎ休業を余儀なくされています。収入源を断たれて閉店するところも少なくありません。囲碁は年々競技人口が減る一方でこの事態は更に囲碁人口が減る要因になると思います。

 そんな中、「囲碁を楽しめる場所」を存続させるため、全国にある碁会所・囲碁サロンを支援するクラウドファンディングの動きが行われています。開始1週間足らずで目標金額に達し、全国で囲碁が必要とされている熱い思いを感じました。

 「いいいいい教室」が受けている影響も少なくなく、囲碁教室自体も休業しておりましたが、現在は完全に個別対応で少しずつ活動を開始しております。そんな中でも囲碁界は恵まれている点もあります。「ネット囲碁」で自宅にいながら対局はできます。教えている生徒でもこれを機に「ネット囲碁」を開始した子も多いです。しかし、面と向かって「手談しながら囲碁対局」の魅力には敵わないと私は思っております。

 早く、子供からご年配者まで楽しく対局できる囲碁が戻ってくることを信じて今を耐えたいと思います。熱い囲碁愛はコロナウィルスでも消える事はありません。

 どんな時でも「碁」for it(頑張る)!

コロナ前の通常風景

コロナ後の子供大会風景

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