コラム・エッセイ
第九手「英語での囲碁会話」
「碁」for it 小野慎吾今回は英語での囲碁会話についてご紹介致します。
アメリカのシアトルに行く際に、自分自身の英会話能力に不安を持っていました。しかし、そこは友人のクリスさんが通訳をして下さる事で解消されました。現地で簡単な日常会話程度は頑張ろうと思いましたが、やはりネイティブな英語を聞き取ることが出来ず、苦労をしました。
囲碁は、対局後に感想戦を行う事が多いです。「この手はこっちの方がよかったでしょうか?」などを対戦相手から聞くことで、今後の自分の棋力向上につなげます。
アメリカでも対局後の感想戦を行うことは多く、最初はクリスさんに頼りながら英語で感想戦を行いましたが、折角だから自分自身の言葉で感想戦を行うのが良いと感じました。渡米前にも感想戦で使える英語を調べていました。
「この手は良い手です」という英語は、「this is good move」です。反対に「この手は悪い手です」という英語は「this is bad move」というかと思いきや、クリスさんにこのように指摘されました。「その表現は直接的に悪いという事が伝わり、相手を傷つけてしまいます」と言われ、次の表現を教えて貰いました。
「this is not good move」。訳せば「この手はあまり良くない手です」で、この表現であれば相手を傷つけず感想戦を有意義にすることができます。このような気遣いは、万国共通でそれ以降相手を思いやる英語を使いたいと思うようになりました。もし、否定をしなければならない時は「not」を使うことを意識しました。
「this is good shape」は「良い形です」と囲碁では良く使う表現です。「monky jump」は「サルスベリ」という囲碁の技名です。特徴的な言い回しですぐ覚えることができました。
最終的には、現地の方と囲碁の内容であればスムーズに話せるようになり大変楽しい時間を一緒に共有することが出来ました。
日本の囲碁用語がそのまま英語でも使える言葉が多くあり、驚きました。
次回は、Google社での囲碁をご紹介させて頂きます。
どんな時でも笑顔で「碁」for it(頑張る)!
