コラム・エッセイ
第十三手「子ども達にとっての碁会所」
「碁」for it 小野慎吾今回は「子ども達にとっての碁会所」について紹介します。
小・中学生の囲碁県代表を決める大会「文部科学大臣杯・少年少女囲碁大会」が年一回開催されています。今年は新型コロナウィルスの影響で中止となりましたが、毎年山口県では80人前後参加しています。
学年比率は、幼稚園児1割、小学生8割、中学生1割といった形です。男女比率はほぼ1対1となっており、子ども達にとって男女問わず楽しめるゲームです。今年大会がないことは大変残念な事です。大会がないため囲碁を習っている子どもも少し減ることが予測されます。
中学生の比率が少ない理由ははっきりしています。中学校に上がると部活が始まり、また勉学が忙しくなるため、習い事の整理がされます。10人中9人が囲碁を辞めていく印象です。「いいいいい教室」も例外ではなく、今年中学生になった子どもの半分は辞めました。ですが、教室は楽しいと感じてくれた子が多いためか、時間があるときは、たまに教室を訪れてくれます。
日々忙しい中学校生活の中でまた来てくれることを大変うれしく思っています。小学生にとって中学生はお兄さん、お姉さんの頼れる存在です。また、中学生にとっても小学生はリーダーシップを発揮して引っ張って行かなければいけません。「いいいいい教室」の子どもたちは、囲碁という趣味を共通に仲の良い囲碁友達になっています。このサイクルは地域にとっても非常に良いサイクルだと感じています。これからもこのサイクルが続くよう願う次第です。
つまり、囲碁という存在は子ども達にとっても「居場所」の一つだと思っています。
学校に行き、自宅に帰るという毎日の流れで「囲碁を打てる場所」というのは一つの居場所です。楽しいことがあった時、嫌なことがあった時は「居場所」で友達と共有をすることは非常に大切なことです。同年代だけにはとどまらず、ご年配者の先輩もいるため様々な勉強になります。結果、地域で子どもたちを見守っている事につながります。昨今、地域で子どもたちを見守るには難しいご時世です。責任を持って子供たちの成長を見守りたいと思っています。
私にとっても「居場所」であり、守るためにこれからも子ども達、諸先輩方と一緒に毎日楽しく、過ごしたいと思っています。子どもたちが大きくなった時に「居場所」が無くなっていたら悲しく感じる事でしょう。そうならないよう頑張って行く次第です!
次回は「囲碁というゲームの本質」についてご紹介します。
どんな時でも笑顔で「碁」for it(頑張る)!
1日にリニューアルオープンした「いいいいい教室」
中学生になった「いいいいい教室」の女の子
