コラム・エッセイ
第一手「子ども向け囲碁教室を始めました。」
「碁」for it 小野慎吾はじめまして。周南市出身・在住で「一般社団法人 囲新プロジェクト」理事の小野慎吾です。囲碁教師として、「いいいいい教室」で、子ども向けを主にして、初心者の大人も対象とした教室を開いています。
囲碁教室の先生という職業は、みなさんには馴染みがないものではないでしょうか?それもそのはずで、周南市内に一人しかいない職業でした。
つい数か月前までは、普通の会社員とこども囲碁教室の二足のわらじを履く生活でした。囲碁を教える「プロ」として、一身を囲碁界に捧げようと思い至るにはいくつかの転機がありました。まずは、私の囲碁経歴から説明します。
周南市出身の私は四歳の頃から囲碁を始め、大学は県外に出ておりました。十数年前、Uターンで周南市の会社に就職しました。帰ってきて、当然のように碁会所に顔を出したり、大会に参加する中で山口県内の囲碁界について強く気付かされたことがありました。一つは、愛好家や指導者の顔の変わらなさ。もう一つは、新たに囲碁に参加する子ども達の減少化でした。二つは同じことを意味しているかもしれません。私が子どもの頃に習っていた先生がいまだに現役で先生をされていることに対する喜びや畏敬の念と同時に、将来の囲碁競技人口の減少に対する不安が胸を襲いました。このことは、周南市全体にも言えることかもしれません。人口は少しずつ減少しており、若い方は県外に出ていくという流れを、実際に自分が周南市で暮らすことからひしひしと感じました。自分を育ててくれた囲碁界・周南市への恩返しの意味も込めて、まずは、会社員をしながら囲碁の先生を始めてみました。
最初は、個人的に始めた囲碁教室でしたが、その中で同様の思いを感じている同志の方と出会うことが出来ました。結果、その同志数名で昨年四月に「周南市の活性化」・「山口県全体への囲碁普及」の願いを込めて「一般社団法人 囲新プロジェクト」を設立しました。「いいいいい教室」という子供を対象とした囲碁教室をメーンに始めることとしました。
現在は、囲碁教師一本で生活していますが、そこに至るまで色々なご支援・ご声援を頂きました。この一年足らずの間に、「周南市への囲碁普及」はかなりできているのではないかと自負しています。
次回は、囲碁教師として生きていく決意をした経緯と実際に今まで行ってきた囲碁普及についてご紹介したいと思います。こんな私ですが、「囲碁」宜しくお願いします。
自分自身が決めた目標に対して「碁」for it(頑張る)!
【プロフィール】
小野慎吾(おの・しんご)
囲碁経歴:4歳から囲碁を始める。
「第19回大臣杯・少年少女囲碁大会」中学生の部 全国準優勝
「全日本学生囲碁十傑戦」全国優勝(第41・43回)
「14回囲碁アマチュア竜星戦」全国優勝
中国名誉本因坊(第58~64期中国本因坊戦7連覇)
その他全国準優勝5回他数。
いいいいい教室内
