コラム・エッセイ
第五手「アメリカの囲碁事情①」
「碁」for it 小野慎吾今回もアメリカの囲碁事情についてご紹介致します。
筆者は、アメリカのカークランド(Kirkland)に、本年2月に囲碁でできた友人のクリスさん宅へ、1週間のショートホームステイしました。ほとんど囲碁対局しかしていないですが、多くの学びがありました。
この期間中にて一番対局を行った場所は、シアトルの「シアトル囲碁センター」です。
設立について少し説明致します。まずは囲碁のプロ組織、アマ大会の開催などは、「公益財団法人日本棋院」にて運営されています。囲碁の海外普及活動の一環として、1995年に「シアトル囲碁センター」は設立されました。それから25年以上、アメリカの囲碁愛好家が囲碁を楽しむ場所となっています。
今回筆者が行くにあたり、「シアトル囲碁センター」で「指導碁会」を行うという事をホームページで事前告知して頂きました。私のようなもので人が集まるか不安でしたが、実際、指導碁会に20人弱くらい来て下さり、一緒に囲碁を楽しむことができました。
対局したアメリカの囲碁愛好家に聞いたところ、「なかなかプロクラスの強い人と打つ機会がなく、自分の実力がどれくらいあるかを試せる場として凄く楽しみにしていた。」というコメントを頂きました。また、家族ぐるみで囲碁を打つ方も多く、子供達、女性の方も多く居られたことが印象的でした。子供達の多くは、対局しながら楽しいアクションをしてくれる子が多く、非常に和やかなムードででき、今思い出しても笑みがこぼれます。
囲碁用語は、英語であっても通用する共通語が多くありました。「アタリ・定石・先手・後手」などは万国共通でした。筆者は英語が余り得意でありませんでしたが、「good move」(良い手)「not good move」(悪い手)などの囲碁で使える簡単な日常会話レベルの英語を多く覚えることができたのが今回の大きな収穫です。
通常、日本では囲碁というゲームは30分~1時間くらいで1対局が終わりますが、アメリカの皆さんは真剣対局の方が多く、2時間以上かかる対局も多くありました。同場所には1週間中、3日行きましたがその3日間全て来られ、筆者との対局を楽しみにされた方も居られました。まだまだ書きたりないところですが、今回はこの辺で終わります。
次回も「シアトル囲碁センター」を中心に、その他のアメリカの囲碁事情をご紹介致します。
どんな時でも「碁」for it(頑張る)!
3日間、全部来られた方と
指導碁会に訪れた少女
囲碁家族との記念撮影
