コラム・エッセイ
第二十六手「コロナ禍の囲碁大会の在り方①」
「碁」for it 小野慎吾昨年、アマチュア囲碁大会はほぼすべてが中止となりました。本年に入り、小さい規模の大会を中心に開催が始まり、大変うれしく思います。しかし、全国大会規模の大会については早々に本年も中止が相次いでおり、アマチュア囲碁愛好家としては2年連続目標がなくなってしまい、楽しみが減っている現状です。とくに子どもたちにとって2年は大変大きな出来事で、全国大会で好成績を収め、プロの道・囲碁の道を目指す方は少なくありません。そういった道の可能性が少しずつ閉ざされるのは子供教室の指導者として大変悲しく思います。
そんな現状の中、本年2月14日に広島で「花丸学習会杯・中国予選」が開催されました。コロナの影響から昨年は60名超の参加者がいましたが、今年は約30名で行われました。
この大会は、全国大会に繋がる代表者決定戦(高段者対象)と段級位認定戦(初心者〜中級者対象)に分かれています。そのため初心者から高段者までの子どもたちが非常に参加しやすい大会になっています。当教室からは、MちゃんとSちゃんが参加しました。
去年、2人は11級で参加をして、結果は負け越しでした。今年はコロナ化の状況で1年間練習をし続け、棋力が上昇したため4級で出場しました。3回勝負の勝敗で順位付けをするのですが、両者2連勝をし、最終対局はMちゃんとSちゃんの決勝戦となりました。対局結果はSちゃんが勝利をしましたが、1位・2位という囲碁の努力が報われた形になりました。
両者共に囲碁を始めて2年くらい経過しますが、目標となる大会等がなく、モチベーションが途切れてしまう時期は数度ありました。また初めてもらう賞状、トロフィがとてもうれしそうで、自分で努力したことが報われたことに感銘を受けていました。
今年はもう数回大会がありますので、精進して囲碁の県代表になって欲しいと願います。
このように大会というのは、参加する参加者、それを応援する人たちにとっても大変意味があるものとなっています。今後も子どもたちの目標となる大会に参加すべく、子どもたちと共に頑張っていく所存です。
当教室は、囲碁以外にも沢山のゲーム、漫画などを用意しています。囲碁教室ではありますが、子どもたち自身で「したい事」を自分で決めていく力を養っていくのが大きな目標です。嫌いな事を続けていく事は大変難しい事です。そこは指導者にとって大変勉強になり、気づいた点です。
好きな事を「碁」for it(頑張る)!
2位のMちゃん(左)と1位のSちゃん 初表彰おめでとう!
