2026年07月08日(水)

コラム・エッセイ

第十八手「子どもと大人、どちらが囲碁は強くなりやすい?①」

「碁」for it 小野慎吾

 まずは現状の年齢層についてご説明します。周南市の「徳山中央棋院・いいいいい教室」を合わせた囲碁愛好家は約40人弱います。下は4歳から上は92歳まで幅広い年齢層です。平均年齢は60歳前後です。平均年齢が高いという事はご年配者の囲碁愛好家が大多数という事です。今後、どう若い囲碁愛好家を増やすかが囲碁界全体の課題です。

 囲碁を始める年齢はまちまちですが、筆者がよく聞く囲碁を始めた理由をご紹介します。

 まずは、小さい年齢から始める理由は「近くに子供囲碁教室」があるからです。現状、「子供囲碁教室」自体が全国で減少傾向ですので、今後この理由で始める子どもさんは少なくなっていくでしょう。

 一番多く始めた理由として聞くのは、「会社入社した後に、昼休みなどに囲碁をしているのを見て始めた。」という理由です。昔は昼休み、夜勤などを利用して囲碁を楽しむ方が多くおられたという事です。また学校でも教師の方が昼休みを利用して囲碁をしていましたが、現在は会社でも学校でも囲碁を打てる方が一人もいないということの方が普通です。

 ありがたい事に、オープン時に様々なメディアに掲載して頂き、それをきっかけに囲碁を始められた子ども、大人は少なくありません。周南市だけではなく、下松、光、山口市ほかからも来て頂いて、人の輪のコミュニティも広がっています。

 始めたばかりの方が、まずつまずく点は、「囲碁自体の終わり方」がわからない事です。非常に簡単なルールですが、どうなったら終わりというのが見えにくいゲームです。

 子どもはやり続ける事により、終わり方がだんだんと形と感覚で覚えていきます。ですが、大人の場合はこうはいきません。

 子どもと大人の囲碁の理解の仕方の違いは、「理論」です。大人の多くは「終わり方」についても「理論」的に捉えようとしますが、その場合「終わり方」にたどり着くまでに様々な「囲碁理論」を覚えないとなりません。

 それが障壁になり、「囲碁自体の終わり方」が大人にとっては大変難しく感じられる部分ではないかと思っています。子どもは「形」で何となく覚えていく事が多く、一回「形」を覚えてしまえばほとんど間違える事はありません。「形」を覚えるための個人差はほとんど無く、囲碁に触れている時間が長ければ長いほど身に付きやすいものです。

 そのため、大人より子どもの方が「囲碁の初めから終わり方」を習得する方がうまい印象です。大人は「理論」を理解できない場合は、理解するまでその練習を繰り返し、次のステップへ進みます。長くなったため、このテーマはまたいずれしたいと思います。

 次回は「子供教室での出来事①」を紹介します。

 子供も大人も「碁」for it(頑張る)!

コロナ対策の検温今後の大会の在り方となりそうです。

北九州囲碁祭りの対局風景 5対5の団体方式です。

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