コラム・エッセイ
第六十三手「日本棋院・徳山支部のあゆみ③ 渡辺良作先生⑵」
「碁」for it 小野慎吾前回は、渡辺良作先生が囲碁普及に特に功労のあった方に贈られる「大倉喜七郎賞」を平成24年度に受賞された経緯、実際の普及活動についてご紹介しました。そのエピソードの続きをご紹介したいと思います。
平成25年3月26日に東京の日本棋院にて同賞を受賞後、県内でも渡辺先生の偉業を称える会をしようとする動きが始まりました。そして、同年11月9日周南市の遠石会館で「渡辺良作氏の大倉喜七郎賞受賞を祝う会」が開かれました。参加者は100人超だったかと思います。時の著名人等の祝辞も披露され、その中でも当時の安倍晋三首相からも祝辞メッセージがあったことを今でもハッキリ覚えています。改めて渡辺先生は素晴らしい功績を残されています。
今では放送はなくなってしまいましたが、山口放送では少年少女囲碁大会・山口県大会のテレビ放送が毎年1回行われていました。筆者自身も小・中学生の頃にテレビ放映されたもので未だに残っているものがあります。
テレビ山口では高校選手権囲碁大会・山口県大会が毎年放映されていました。子どもたちの活躍だけでなくKRY杯囲碁名人戦という大会では、県下のアマチュア囲碁愛好家の対局をこれまた毎年1回放映していました。
他県で囲碁がテレビの地上波で流れているということはほぼほぼありません。これらのテレビ放映に関しましても渡辺先生の尽力で始まり、続いていたと聞いています。
そういったメディア展開もあったことから、山口県は囲碁の子供大会参加人数が対人口比率では一番多いという県であったという事実が多く残されています。それもそのはずで、筆者が子どもの頃は囲碁の子供大会の参加人数は100人をゆうに超えていました。※ちなみに本年の少年少女囲碁大会の参加人数は24人です。
今でも山口放送では、少年少女囲碁大会・高校選手権囲碁大会の結果はニュースで放映して頂いていることは囲碁大会を運営しているものとして感謝しかありません。
昨今ではYouTubeで囲碁が放映されている事の方が多くなりました。これからの大会放映はそれに変わって行く事でしょう。今から筆者世代で囲碁に対しての恩返し、お世話になった先生への恩返しとして何が出来るかを真剣に考えていかなければなりません。
勇退された渡辺先生に「良くやっているな。」と言って頂けるよう精進を心掛けます。
メディア広報も「碁」for it(頑張る)!
北九州で開かれた200人規模の囲碁大会(子どもたち同士)
