コラム・エッセイ
第七十一手 「2023年の目標」
「碁」for it 小野慎吾まずは遅くなりましたが、皆様明けましておめでとうございます。本年も皆様にとってご多幸が多い一年になりますよう願っております。
1月も中盤を迎え、囲碁愛好家の多くは囲碁の「打ち初め」は終えられていることでしょう。新年最初の対局は、何としてでも勝ちから入りたいプレイヤーは多いことだと思います。筆者もまさしくそうです。
筆者の今年の目標は「継続」です。段々と周南市内の囲碁愛好家も減っている中、囲碁を楽しんでいる子どもたちは少しだけ増加傾向です。
現在進行形で続けている囲碁愛好家はもちろんのこと、始めて間もない方にも楽しめるゲームとして「継続」を掲げたいと思います。碁会所も少しずつ減っているため、継続して続けて行くこと自体も「新規プレイヤー」を増やす一つの要素と捉えています。
筆者自身でいえば継続して練習を続けることも目標です。昨年末に囲碁の全国大会で優勝した特典でプロ棋戦に参加が出来ました。
東京までおもむき、プロの先生と真剣対局が出来る機会は人生の中でそうあるものではありません。誰と対局するかは予めわかっていたため、「勝つため」に相当な用意をしました。
プロの対局では対局前に携帯、電子機器は全て所定の場所に預けなければなりません。理由はAIが発達し、人間より囲碁が強くなったため、電子機器を使ったカンニングを防ぐという意味です。
その中で用意できる手段とすれば、昔ながらのノートを作ることだと考えました。ファイリング出来るノートに予想される戦形を出来る限り網羅する様にしました。対局まで約3週間の準備期間があったため、その用意したノートのページは40ページを超えるものとなりました。囲碁は約200手前後でゲームが終わります。その内の1〜50手前後で予想される戦形だけをピックアップしました。
もちろん予想してもその戦形になることの方が珍しく、徒労に終わる可能性の方がむしろ高いです。それでもほんの1%でも勝率が高くなるなら、やるべきだと強く思いました。
普段の全国大会ではこのような準備まではしませんが、自身にとって「プロと真剣勝負」は夢の舞台です。生きている中でまたこのような舞台に戻って来られるとは限りません。悔いだけは残さないよう思考した結果がこの過程になります。結果はまた別の機会にご紹介します。
新年早々熱い話(笑)になってしまい申し訳ありません。夢の舞台に立つために「継続」したいと思います。
夢の舞台のために「碁」for it(頑張る)!
兄弟同士の激突(子供大会)
