2026年07月08日(水)

コラム・エッセイ

「3年間の歩み」

「碁」for it 小野慎吾

 2020年3月から「碁」for itを初めて、今回で丸3年を経過しました。会社員から囲碁教室の先生に転職してからも、丸3年以上続いていることになります。囲碁とゲームは多くの皆様にとって馴染みがないものであり、囲碁の魅力を少しでも発信できればと思い続けている所存です。今回はそんな中で進捗があった点とまだ変わっていない点、両面を自己評価したいと思います。

 まず進捗があった点ですが、子供囲碁大会にスポンサー企業が付いて下さった事です。コロナ過であったこの3年は県内のアマチュア囲碁大会は減る傾向にありました。また大会が減る傾向は全国でも顕著です。そんな中、自身の囲碁ライフの中で築き上げた繋がりを基に2021年の「くらしき吉備真備杯こども棋聖戦・山口県大会」から数社のスポンサー企業が付いて下さりました。今のご時世は県大会を優勝しても優勝トロフィー、盾などは無い事の方が多いです。そんな中、素晴らしいトロフィー、賞品等を提供して頂いたスポンサー様には感謝の言葉しか御座いません。

 2018年に「山口県全体への囲碁普及」の願いを込めて設立された「一般社団法人囲新プロジェクト」の新しい風と、長年山口県囲碁全体の統括をしている「日本棋院山口県支部連合会」の土台の支えがあって生まれた動きでもあります。囲碁をしている子ども達の感想で「私・俺もトロフィーがある大会で上位に入賞し、トロフィーを取りたい」という感想は多く聞くようになりました。筆者はこれからもプレイヤーとしてだけでなくこのような普及・スポンサー活動も続けていくつもりです。

 変わっていない点は囲碁教室の先生という職業の認知度です。日々のやり取りの中で「今は何の職業をしているのですか?」という質問をされることがあります。「囲碁教室の先生です。」と返答には大きく分けて二つの反応があります。まず一つは「それで何の職業をされているのでしょうか?」と同じ質問を2度繰り返されるパターンです。(笑)これは単純に「囲碁教室の先生」の認知度が低いからだと考えています。もう一つのパターンは「生活は大丈夫なの?」という反応です。会社員時代にこの質問をされることはまずあり得ませんでした。この二つの反応を聞くたびにモヤっとする気持ちになります。(苦笑)筆者を見かけたらこの手の質問は控えて頂けたらうれしいです。(笑)

 3年間ずっと囲碁教室の先生を続ける事が出来た自負もあります。これからどうなるかはわかりませんが、3年間で進んだ囲碁の普及よりも既存囲碁ファンの減少の方が多いのが実情です。また一歩一歩と進んでいくしかないと考えています。

 これからの3年も「碁」for it(頑張る)!

全国大会6位入賞・当教室初(上村祥子さん)

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